SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012
短編コンペティション部門の2
HOME(2012-089)
母の死から四ヶ月。
父の恵介は思い出を片付けようとし、娘の真衣は思い出の中に自分の居場所を見出していた。
心の痛みは同じはずなのに、すれ違ってゆく二人。
再び父娘は絆を取り戻すことができるのか?
監督:佐々木洸介、岩佐恵
出演:西平風香、岸田真弥、鈴木一衣、岩佐恵、上野葉子
母の死。
自分はまだ経験ないのでなんとも言えませんが
死因によっても考え方は変わってくるような?
死因は観客には最初は明らかにされていないですが
母が手紙を残していたことが物語の展開から明らかになり
娘の考え方が変わっていった描写が良かったかな?
恋する小説家(2012-090)
ミステリー作家志望の辰夫は才能がない。
新作の原稿もゴミ箱に捨てた。
がその夜、「私はあんたの小説の主人公。あんたの小説を救いにきたの」
という女子高生が現れる。
ラブリィポップなSFハートフルコメディ!
監督:上田慎一郎
出演:堀内紀臣、橋本柚稀、岡本裕輝、葛上昇悟、山崎智恵、細井学、桜井夏美、森了蔵
このプログラムを選定した理由がこの映画に出演している山崎智恵さんのブログ
で告知があって選定。
山崎智恵さんとは震災直後の山田篤宏監督が企画されたというOFFで知り合いました。
彼女は映画では主人公の彼女役です。
これ、面白かった!
漫画、小説などで描いた人物が実際に出てくる、ろいうところまでは
よくあることだと思いましたがそこから先が新しく、そしてかなり古い。
なんと登場人物が作者に注文するんですね。
設定の骨格が甘いというところから注文が入ります。
最初の基本骨格は女子高生が主人公で探偵
そして小説が完成するわけで。
監督に宮沢賢治さんの「注文の多い料理店」の話を引き合いに出したのですが
監督はその小説を読んだことがないという事だったので2度びっくり。
煙の薫(2012-091)
タバコの吸殻を拾い集めている女子高生の莉緒。
それは密かに恋心を抱いていた同級生の庄司が捨てた吸殻だった。
しかしそのタバコの吸殻が、親に見つかってしまい…。
多感な少女の感情を、丁寧に描いた作品。
監督:岡元雄作
出演:成澤優子、加納克範、久藤今日子、宇野正剛、尾崎愛、高木公介、葛上昇悟、齋藤徳一
これ、わかるわぁ、と妙に納得した作品。
同級生の日々のパーツがたまたまタバコの吸殻だったわけで。
監督の挨拶の中で当初男子生徒のガムの捨てたのを拾って噛むだったそうで。
ただそれだと余りにも気持ち悪いので未成年が起こしそうな題材のタバコ
に変更したとのこと。
これら3作品はどれも監督たちが見せたい、表現したいことがちゃんと全面に出てきて
わかり易かったです。
先の記事「チチを撮りに」と短編2しか自分は都合により見ることができませんでした。
映画祭は7/22まで。
川口が近い方はぜひ。
http://www.skipcity-dcf.jp/
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