家の高田則文(モト冬樹)は妻に先立たれてから一切小説を書いていない。
しかし後輩作家の安藤はテレビに出るような売れっ子作家に成長、
娘も結婚、息子も結婚が決まって平和な日々を過ごしている。
そんなある日、高田はワケアリな若い女・小夜と出会う。モト冬樹誕生60周年作品。
今泉力哉監督の作品は「終わってる」ではまってしまい
MOOSIC LAB、映画太郎等を追いかけました。
今回は監督初の長編130分という尺。
そして登場人物が多い。
初披露目は2011/11/26
劇場公開2012/8/28
高田(モト冬樹)が行きつけのスナックに新しい女の子が
入っていた。
その子は小夜ちゃんといい、アルバイトで入ったのかな?
スナックの店じまいの後もう一軒行くか?という話になり
二人は飲み屋を探すが開いていたお店は直前に閉まってしまった。
小夜ちゃんはそのお店から近いからうちにに来ませんか?と。
何もしませんから、と。
そして人生相談を持ちかけるのだった。
何もしませんから、のセリフでちょっとにやけてしまった。
だって普通、そういうセリフは男のセリフですよね。
この女の子の悩みは妻子ある人ばかりを好きになってしまう
という相談だった。
そして登場するそれぞれのカップルの話の会話に昔の女の影が・・・
それが小夜ちゃんってこと。
これだけでも十分おもしろいのだが物語終盤の高田の誕生パーティ
の席で小夜ちゃんがとった行動からの話の展開がもうおかしくて。
この笑いの持って行くまでの伏線は大したこと無いハズなのだが
すごく面白かった。
この作品を見た人は是非スピンオフ作品も見て欲しいです。
→tarpaulin
いやはやこのカップル全然変わらないのね。
喧嘩の次元が全く同じってのが・・・
売れっ子作家安藤の家にも注目。
先の記事に岡元雄作作品集の感想を上げたが
安藤が住んでいる家が岡元監督の家。
だそうです。
小夜ちゃんを演じるのは小宮一葉さん。
事務所はモト冬樹さんと同じ事務所。
こっぴどい猫のオーディションを見てたマネージャーさんに
声をかけてもらいそれでその事務所に入ったとのこと。
http://koppidoi-neko.com/